授乳中の赤ちゃんの抱き方 

必ず赤ちゃんとあなたのお腹どうしが向き合うようにしてください。

赤ちゃん主導の「ゆったりとした」自然なポジション

ソファ、ベッド、またはリクライニングチェアに横になって、体を水平ではなく快適な 45 度の角度になるようにします。この態勢は座って授乳用クッションに寄りかかるよりも快適かもしれません。

「ゆったりとした」ポジション

アドバイス：

• 赤ちゃんのお腹をあなたの胸の上に置きます。赤ちゃんは体の前面全体であなたの体を感じると、乳首を見つけるために動き出します。赤ちゃんを胸のところに移動させ自力で乳首に吸い付かせます。腕を赤ちゃんの周囲に回して「囲い」を作ります。

• 赤ちゃんが乳首に吸い付いたとき、乳輪が下唇の下よりも上唇の上に多く出ていることを確認してください。これは乳首を痛みから守るのに役立ちます。

ほかのおすすめポジション

クレードルホールドまたは「クロスクレードル」ホールド

アドバイス：

• 真っ直ぐ座ります。背中にサポートがあることを確認し、快適にリラックスしてください。赤ちゃんを胸の高さまで抱き上げます。赤ちゃんのお尻の下に枕を置きます。あなたのお腹と赤ちゃんのお腹が向き合うようにして赤ちゃんを枕の上で横向きにします。腕は椅子の肘掛けに置いてください。

• 膝を腰と同じ高さに保ちます。必要に応じて、足の下にスツールまたは枕を置きます。

• 赤ちゃんを抱っこします。赤ちゃんの体を腕でしっかり支えてください（クレードルホールド）。手を使って赤ちゃんの頭と首の付け根を支えます（クロスクレードルホールド）。 

• 赤ちゃんの体があなたの方を向き接触していること、また赤ちゃんの頭がお尻より高い位置にあることを確認してください。この姿勢だと赤ちゃんは母乳を飲み込みやすくなります。

「クレードル」ホールド

「フットボール」ホールド

フットボールホールドなら一度に 2 人の赤ちゃんに母乳を与えることができます。

アドバイス：

• あなたの横側に枕を置きます。赤ちゃんのお尻を頭より低い位置で枕の上に置きます。赤ちゃんの首を持って、指が赤ちゃんの耳の下にくるようにします。 

• 赤ちゃんの体の前面全体があなたの体に触れていること、赤ちゃんが横向きになっていることを確認してください。

• フットボールやハンドバッグを体の横に持つように、赤ちゃんの足をあなたの腕と体の間に挟みます。

「フットボール」ホールド

サイドライングホールド

アドバイス：

• 横になって体を伸ばします。枕を使って頭、首、背中を支えます。赤ちゃんの体の前面があなたの体の方を向くようにして赤ちゃんを横向きにします。

• 赤ちゃんの頭、首、背中を腕で支えます。

• 赤ちゃんに自力で乳首を見つけさせ吸い付かせます。

• 左右の乳首を変えます。赤ちゃんをあなたの胸に近づけます。次にあなたの体を反対側に転がして反対側の乳房から同じように授乳します。

• 授乳中に眠ってしまう可能性がありますので、このホールド方法で授乳する時は常に安全に気を付けてください。カウチを使っては いけません。赤ちゃんの安全な睡眠環境については医師のアドバイスに従ってください。

「サイドライング」ホールド